「名探偵コナン」本編における最重要人物の1人、
赤井務武
赤井家の父親である務武は、すでに死んでいるという設定ですが、実は生きているという説が濃厚です。そこで今回は、赤井務武の正体を考察していきます。その中で、ラム候補の1人である黒田兵衛管理官や、黒の組織の幹部であるジンとの関係にも着目していきましょう!
最新話までのネタバレを含みますのでご注意ください。
赤井務武の基本情報まとめ
赤井務武は赤井家の父親。つまり、赤井秀一、羽田秀吉、世良真純の実の父親であり、メアリー世良の夫です。
まずは、そんな赤井務武についてわかっていることを、「名探偵コナン」のキャラクターのセリフをベースにまとめてみましょう。
赤井務武に対する各キャラクターの発言一覧
行け秀一!その熱病でお前の命が尽きるまで・・・、真実を覆い隠す霧を一掃しろ!!その代わり、もや一つ残したら許さんぞ!!
でも大丈夫!務武(あのひと)はとても強い人だから・・・。その悪い人達を一網打尽にしてすぐ戻って来るわ・・・。(98巻FILE.1「時の流れを・・・」より)
以上・・・。赤井務武についての情報でした。初期の伏線は、後の情報ですでに回収されている部分もありますね。
赤井務武の特徴まとめ
上記の情報から作られる赤井務武のプロフィールを見ていきましょう。
引用元: https://twitter.com/conan_boxoffice/status/1201709269348806656
- 赤井務武(あかい つとむ)
-
- 年齢
- 50代
- 職業
- MI6
- 妻
- メアリー
- 子供
- 秀一、秀吉、真純
- 17年前の住まい
- イギリス
- 生死不明の現状
- メアリーやベルモットは、すでに赤井務武は死んでいるという見解を示しています。しかし秀一だけは、務武の遺体が発見されていないことから、務武がまだ生きていると思っているようです。
- 好奇心旺盛な性格
- 秀一の「好奇心という熱病に冒されている」という発言に対し、メアリーは務武の影を秀一に重ねています。務武も好奇心旺盛だったことがうかがえます。
- 口調はメアリーや秀一を参考に
- メアリーは秀吉や真純の父親代わりとして、務武の口調を真似て話すようになりました。また、秀一にも務武の口グセが移っていることが証言されています。メアリーと秀一・・・、2人の発言には要注目です。
- 彫りの深い顔立ち
-
基本的な見て取れる容姿のポイントとしては、
- 切れ長の目尻
- 目の下の隈
- はっきりとした鼻すじ
というところでしょうか。一言で言えば彫りの深い顔立ちと言えそうです。
また、原作で姿が初登場した時から、務武が描かれるときは必ずハンチング帽子を被っています。ハンチング帽子は務武のトレードマークと言っていいかもしれません。
引用元: https://www.amazon.co.jp/
ちなみに、メアリーは86巻File.1「浮かび上がる真実」で、秀吉は98巻File.7「名人の髭」で、それぞれハンチング帽子を被ってます。
- 友人は羽田浩司の父親
- メアリーや真純はホテルを転々としていますが、そのための費用は務武の金持ちの友人が出してくれているとのことでした。この友人とは羽田浩司の父親の事です。息子の事件の真相解明を務武に依頼したところ、死なせてしまったという負い目で、メアリーや真純に資金を援助しているのかもしれません。
赤井務武が50代っていう情報はどこから?
妻のメアリーが現在本来なら53歳なんだよ。そんなメアリーが「務武さん」って敬称込みで呼んでるから、メアリーよりも年上という推測・・・。
ここまでが赤井務武の基本情報となります。次からいよいよ赤井務武についての考察を展開していきます。
赤井務武は生きている?
赤井務武について一番気になる点としては、やはり赤井務武が生きているのか死んでいるのかというところですね。
赤井務武の17年前の事件の顛末を探ってみましょう。わかってる範囲でですが、流れとしては、
- アメリカで羽田浩司殺人事件が発生
- 羽田浩司の父親から、事件の真相解明の依頼
- 家族を残し、渡米
- とんでもない奴らの関与が判明
- 家族に別離のメールを送信
- 死亡
となります。
ただし、「6.死亡」に関しては、メアリーが務武が死んでいる前提で話をしているから流れに入れただけです。実際には、98巻までに、どこにも務武死亡の連絡を受けている描写はありません。
そもそもメアリーだって、17年前務武のメールを受け取った後は、次のように言っていたんですよ?
でも大丈夫!務武(あのひと)はとても強い人だから・・・。その悪い人達を一網打尽にしてすぐ戻って来るわ・・・。(98巻FILE.1「時の流れを・・・」より)
これが10年前の時点では、
主人が死ぬ前・・・、この安全な国に私達を送った時に言った言葉を・・・。(92巻FILE.2「さざ波の邂逅」より)
と、すでに死んでいる前提です。
つまり、17年前から10年前までの7年間のどこかで、誰かがメアリーに務武死亡の連絡をしているわけですね。・・・いや、秀一は日本に渡ってからすぐに渡米した様子なので、その渡米の理由が「父の事件の真相を探るため」=「父の死の真相を突き止めるため」と解釈すれば、務武死亡の連絡はまさに17年前、メアリーらが日本に渡ってすぐと考えられます。
そして、その連絡がデマだった場合、務武は”生きている”と言えます。ここで秀一が疑うように、務武の遺体は発見されていないので、デマの可能性が高くなるわけです。
では務武死亡の連絡はなぜ行われたのでしょうね。遺体を発見したわけでもないのに・・・。
死亡報告をした人物は、務武もメアリーもMI6の一員であることを考えると、MI6の仲間と考えるのが自然です。そしてMI6の仲間が務武死亡という判断に至ったのは、務武が死亡する場面を見たか、はたまた、死んだという情報を聞いたか。
・・・・・・
ここでベルモットの発言を思い出してみましょう。
死んだはずの赤井務武がMI6に復帰するには・・・、突然姿を消した彼の妻である貴方の存在がネックだったからね・・・。(99巻FILE.2「とても信じられない・・・」より)
ベルモットも務武が死んだという前提で話しています。ということは、黒の組織も務武の死ぬ場面を見たか、あるいは、死んだという情報を聞いたか・・・。ですが、黒の組織は明らかに務武の言う”敵に回したとんでもない奴ら”なので、務武を死に追いやった張本人と考えてよいでしょう。そう考えると、実際に死ぬ場面を見たとする方が自然です。
そしてもう1つ。上記のベルモットの発言から、どうやら黒の組織は務武に変装してMI6への潜入をもくろんでいたようです。それなら、黒の組織は務武を殺害し、何らかの方法で遺体を隠してしまえば、務武は行方不明状態となります。MI6のメンバーも行方不明となった仲間を心配することでしょう。そんな中で、務武に変装してひょっこり姿を現せば、「務武が戻ってきた!」と安心するMI6の目を欺き、MI6に潜入することが可能になります。
ですが、MI6のメンバーは務武を”死んだ”と認識しています。つまり、黒の組織が務武を殺害し、遺体を隠すという展開は行われなかったと考えるのが妥当です。ということは、そもそも務武は黒の組織に殺害されたわけではないかもしれません。
それならば考えられる展開としては・・・、
務武は黒の組織に追われ、逃げる最中に事故に遭った。
→その事故はとても務武が助かるような事故ではなかった。
→その事故の様子を黒の組織とMI6の仲間の両方が目撃した。
→黒の組織、MI6両者とも、務武死亡を疑わなかった。
という展開です。
・・・・・・
この展開ならば、務武が生きている可能性は十分にあります。
大きな事故に遭いはしたものの、奇跡的に命はとりとめたのか・・・。
もしかしたら、組織から逃れるために、敵にも味方にも死亡したと思わせる方法を取ったのかもしれません。まるで、赤井秀一が来葉峠で死んだと見せかけて組織の手を逃れたように・・・。赤井務武も組織を、そして味方すら騙して、生き延びているのではないでしょうか。
前にも言っただろ?敵をだますにはまず味方から・・・。(85巻FILE.5「緋色のエピローグ」より)
ってことです。
以上より、赤井務武は生きているという方向性で考察を進めていこうと思います。
生き延びた赤井務武はいったいどうしているのか。黒の組織にかみつくタイミングを見計らっているのは確かでしょうが・・・、どうやって?
そんなところを考察していきます。
ここまでで、赤井務武の
基本情報と考察ポイントを確認し、
死んだとされている赤井務武が
実は生きているという説を考察してきました。
次のページでは、
現在の赤井務武がどのような行動を
とっているのか、3人のキャラクターに
焦点を当ててみてみましょう。
具体的には、現在の赤井務武が、
黒田兵衛、ジン、脇田兼則
の誰かに変装している可能性を
考察していきます。
それではどうぞ!
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