前のページでは、赤井務武の
基本情報と考察ポイントを確認し、
死んだとされている赤井務武が
実は生きているという説を考察してきました。
このページでは、
現在の赤井務武が誰かに変装している
可能性について考察していきます。
それではどうぞ!
赤井務武の正体に迫る!
ここまで紹介してきた考察はあくまで過去の話であり、赤井務武が生きているという考察です。ここからは、現在の赤井務武が何をしているのか考えていきましょう。
超単純に考えたら2択です。すでに登場して何かをしているのか、まだ登場せず何かをしているのか。
すでに登場しているのだとすれば、赤井務武という名の人物はまだ「名探偵コナン」の現在に登場していないので、誰かに変装した状態で登場しているのでしょう。
まだ登場していないのだとすれば、これから突如登場するわけで、考察の余地はありません。笑
ここではすでに登場しているという前提で話を進めていきます。
実は、赤井務武かもしれないとされる人物は、作中で現在3人出てきています。その3人とはズバリ、
- 黒田兵衛
- ジン
- 脇田兼則
です。
黒田兵衛とジンは考察サイトでよく見かける説なのですが、脇田兼則はあまり見ないのでは?ですが、脇田兼則が赤井務武である可能性も考えられるんですよね。
それではそれぞれの人物を見比べていきましょう。
黒田兵衛管理官と赤井務武に関する考察
最初にして本命なのが、この「赤井務武=黒田兵衛」という説です。つまり、赤井務武が黒田兵衛に変装しているパターンですね。
そもそも黒田兵衛は事故が原因で10年間意識不明だった期間があります。黒田兵衛は警察庁に所属する人間だったので、黒田に変装し警察庁に戻ることで、まんまと日本の警察組織を使って黒の組織を追うことができます。
しかも、黒田兵衛を担当した看護師が事故以前とは容姿が”別人”という感想を持ったことから、黒田兵衛別人説に拍車をかけることとなりました。
現在の黒田兵衛が、誰かの変装であるというお膳立ては整っているわけです。そうすると、誰の変装なのか。もちろんここで浮上するのが、赤井務武です。しかも黒田=務武の根拠となる要素ももちろんあります。
黒田兵衛の口調がメアリーや秀一と似ている
黒田兵衛は初登場時から独特の言い回しをするキャラクターでした。黒田兵衛考察記事でまとめていますが、それをこちらに転載します。
黒田兵衛の気になる言葉回し
- 抜かるなよ
- 手筈
- 腹積もり
- フン・・・、とても〇〇だがな・・・。
- 是が非でも
- 馬鹿野郎
これらの口調の多くは、黒田兵衛と安室透の繋がりを示唆するものでした。実際安室透も、「抜かる」「手筈」「腹積もり」「是が非でも」といった発言をしています。
しかし、ここでは黒田兵衛と赤井務武を結び付けたい・・・。ですが、赤井務武の発言は現時点で、メールとベルモットによる偽の務武による発言しかありません。
そこで登場するのが、メアリーと秀一です。
覚えていますか?メアリーは務武の口調を真似していますし、秀一は務武の口グセが移っています。よって、黒田兵衛と2人の言葉回しを比べることは、ひいては黒田兵衛と赤井務武の口調を比べることになるわけです。
ということで、メアリーと秀一の発言を調べてみました。すると・・・、あるんですよね。似た口調が。一つずつ見ていきましょう。
最初がこちら。
メアリーの”馬鹿”という発言・・・笑。
前者は、真純がコナンを真純とメアリーの泊まるホテルに招待したところ、蘭と園子までやってきてしまったことから、真純に対して発せられた一言です。敵意がないのが特徴です。
後者は、霊魂探偵堀田凱人の事件で、メアリーが”眠りの小五郎”による推理ショーを行っていた時に、高木刑事に対して小五郎の声で発せられた一言です。こちらも一応敵意は・・・ないです。笑
一方、黒田兵衛の”馬鹿”発言がこちら。
大和が黒田兵衛に対して、昔のように課長呼ばわりをしたため、黒田から訂正の意を込め発せられました。もちろん敵意はありません。
コナンのように「バーロー」という言い回しなら、なおわかりやすいですが、メアリーと黒田の”馬鹿”発言は似たものがあります。
続いてがこちら。
安室も使ってしまう”是が非でも”と”ぬかる”の言い回し。特に「ぬかるなよ」は黒田兵衛は何回も口にしています。なんなら、映画「ゼロの執行人」の重要シーンにおいても発言してしまうくらいです。まさに黒田を象徴する「ぬかるなよ」という発言。それに加えて、ダメ押しの「是が非でも」です。
最後がこちら。
秀吉に由美の警護を頼まれた秀一が、沖矢昴の姿でチンピラに襲われる由美を救った際の一言。一方、黒田の発言はこちら。
大和の顔を指して放ったこの発言。あまりにも似通ったこの2つの発言は偶然でしょうか?
以上のように、黒田兵衛の発言の言い回しは、赤井務武の口調と似通うメアリーと秀一の発言の言い回しと同じです。「こんなの偶然だ!」と言ってしまえばそれでお終いなのですが、同じ口調の安室透は本当に黒田と繋がりがありました。決して無視できない部分かと思います。
黒田兵衛は紅茶党
続いての根拠。それは黒田兵衛が紅茶党なことです。これは黒田兵衛初登場回における、諸伏高明の証言です。
それは前の捜査一課長・・・。今の課長は紅茶党だったかと・・・。(86巻FILE.9「啄木鳥(キツツキ)」より)
由衣刑事が捜査一課長が喜ぶコーヒーを作れるようになったという発言を受けての、この発言でした。
日本人にも親しまれる紅茶ですが、世界で最も紅茶が飲まれている国はイギリスなのです。実は「名探偵コナン」においても、紅茶とイギリスを結び付ける描写がありました。それは次の発言・・・。
これはまだバーボンの正体すら判明していない時のエピソード・・・。紅茶の銘柄として”プリンス・オブ・ウェールズ”が取り上げられていますが、”プリンス・オブ・ウェールズ”は本来”イギリス海軍の戦艦”を表します。
なお、このエピソードで後々”プリンス・オブ・ウェールズ”について触れられる展開はなく、わざわざ紅茶の銘柄を強調する必要性はないシーンでした。
さて、紅茶とイギリスが結びついたところで本題ですが、赤井家が一家で暮らしていた国はイギリスでした。当然務武もイギリスで紅茶に親しんでいたはずです。つまり、赤井務武の嗜好飲料も紅茶と推測でき、黒田兵衛との共通点となります。
「今の課長は紅茶党だったかと」・・・。何気なさすぎるこの一言は、実は重要な意味が込められているのかもしれません。
ジンと赤井務武に関する考察
赤井務武の正体として、黒田兵衛が本命だとすれば、対抗馬はジンです。ジンと黒田務武なんて、むしろ敵対してそうな・・・、というか、敵対しているべき間柄かと思いますが、この2人を結び付けてしまう根拠が存在してしまうのです。
それがこちら。
ジンの口調がメアリーと似ている
また口調かよ、とお思いでしょうが、また口調です。それも今回はとあることわざを、原作でこれ見よがしにかぶらせています。
皆さんもご存知でしょう。2人の発言をご覧ください。
1ページを隔てて発言された2人のこのことわざ。確実に意図的な発言です。これは2人に何らかの関係があることを示唆しているとしか考えられません。
では、その関係とは?と考えたときに、真っ先に頭に出てくるのが、ジン=赤井務武という説。
ですが、そうは言っても、赤井務武が敵対する黒の組織の幹部であるジンであるとは考えられません。ベルモットは務武に変装し、MI6に潜入しようとしていたくらいです。務武がジンなら、普通にジンがそのままMI6に潜入すればいいだけですからね。
そう考えると、ジンの正体は赤井務武というよりは、赤井務武の親戚にあたる人物なのかもしれません。
赤井務武がジンとして黒の組織に潜入している説・・・。
さすがにそれは・・・笑。え、ないよね・・・??
脇田兼則と赤井務武に関する考察
黒田兵衛、ジンときて、最後に大穴として登場する赤井務武の正体となり得るのが脇田兼則です。ただし、脇田兼則はラムである可能性が高いので、あくまで脇田兼則=赤井務武はそうだったらすごい!という感じです。
根拠は以下の通り。
脇田はプライベートでハンチング帽子をかぶっている
赤井務武のトレードマークであるハンチング帽子。実は脇田兼則もプライベートでかぶっているんですよね。
これは97巻収録の「暗号に隠された殺意」において。長野県の雪山の山荘に訪れて事件に遭遇するエピソードですが、この回に脇田兼則も登場します。
それまで、いろは寿司の板前として調理帽をかぶっている描写しかありませんでしたが、ここで初めてプライベートのファッションをお披露目した脇田兼則。そんな脇田が選んだ帽子はハンチング帽子だったのです。
56歳という年齢
メアリーが「務武さん」と敬称をつけて夫を呼んでいることから、務武の年齢はメアリーよりも高いと予想しています。
そう考えると、ジンは年齢不詳ですが、本命の黒田兵衛は50歳。メアリーは53歳なので、黒田は年下になってしまいます。一方で脇田兼則は56歳。年齢で考えるとメアリーと一番しっくりくるのは脇田兼則なんです。
脇田兼則の発言
脇田兼則の発言にこのようなものがありました。
しかしお客さんも物好きだねぇ・・・。パイレーツスピリットなんて駄馬に・・・大金をぶっ込むなんてよォ!(92巻FILE.5「江戸っ子探偵!?」より)
詳しくは脇田兼則の考察を見ていただきたいのですが、脇田=ラムを否定する数少ない根拠です。ざっくり説明すると、”パイレーツスピリット”がラムを表していて、脇田はそれを”駄馬”と称しているわけです。
もし、脇田が赤井務武で、17年前の羽田浩司の事件の調査時に、ラムのしくじりに辿り着いていたとしたら、こう発言するのはつじつまがあってきますよね。
赤井務武の容姿と変装について
ここまで、黒田兵衛、ジン、脇田兼則と、赤井務武が成り代わっているかもしれない人物を見てきました。
しかし、どうしてもここまでの考察の障害となってくるのが、赤井務武と3人の容姿の違いです。
一応、務武と黒田は「目の下の隈」「はっきりとした鼻筋」が似ていると言われています。務武とジンは「目の下の隈」「シュッとした輪郭」が似ています。務武と脇田は・・・まぁ似てないです。笑
ジンはともかく、黒田と脇田は務武と骨格が違うというところがネックです。ベルモット並みの変装技術がなければ、骨格までは変えられないでしょう。
しかし・・・、実はここで、赤井務武が変装しているというヒントらしき描写が、99巻掲載のエピソードで出てきます。
以上、赤井務武が黒田に変装しているという説を補強する情報でした。
まだ骨格の違いが説明できていませんが、究極、整形という手段を取れば骨格も変えられます。まあ整形はさすがに推測が過ぎていますが、もしかしたら・・・。
最後のまとめ
いかがでしたか?
今回は赤井家の父親・赤井務武について、
基本情報と考察ポイントをまとめました。
そのうえで、
赤井務武は死んだとされていますが、
実は生きていて、現在は黒田兵衛に
変装している確率が高いという
結論を出しました。
他にも、
ジンと関係があるのは間違いなさそうですし、
実は赤井務武が変装しているのは脇田兼則の方
と考えることもできます。
今回あげた考察の
どこまでがあっているかわかりませんが、
少しでもあっていれば嬉しいですね。
赤井務武の変装と考えられる
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