2018年4月7日、
アニメ「名探偵コナン」にて、
映画「ゼロの執行人」の
プレストーリーが放送されます。
そのタイトルは、
「ケーキが溶けた!」
そこで今回は、
・そもそもプレストーリーとはなにか?
・「ケーキが溶けた!」のあらすじは?
・過去のプレストーリーについて
という点に注目していきます!
それではどうぞ!
プレストーリーって何?
さて、そもそも”プレストーリー”ってなんなのでしょうか。普通に日本語訳すれば”前の物語”ですね。
はい、その通り。
実はコナン映画は毎回、各映画につながる前日譚があったのです。
昔からのコナンファンにとっては当たり前かもしれませんが、最近ファンになった方はご存じない方も多いでしょう。
ちょっとした内容のため、観なくても映画は楽しめますが、観ておけばもっと楽しくなる!それがプレストーリーなのです。
ゼロの執行人のプレストーリーは「ケーキが溶けた!」
というわけで、2018年4月13日公開のコナン映画「ゼロの執行人」に先立って、テレビで放送される「ゼロの執行人」のプレストーリー、
第898話「ケーキが溶けた!」
について見ていきましょう!
「ケーキが溶けた!」のあらすじは?(放送前)
放送日の4月7日18:00が実に待ち遠しい!まずは簡単なあらすじと予告からどうぞ!
朝、コナンと小五郎、蘭が喫茶ポアロに行くと、小型冷蔵庫に入れていた安室透の特製ケーキの形が崩れるという事件が起きる。同じ事は何度もあったが原因は不明だという。この後、ポアロにやってきた光彦、元太、歩美。梓は冷蔵庫の修理を業者に頼むが、冷蔵庫は壊れていなかった。元太はライバル店の店主が夜中にケーキを壊していると推理。コナンはこの推理は違うと思いつつも店の外にカメラを設置して閉店後の店内を撮影する事に。
引用元: 名探偵コナン次回予告
安室の新作スイーツに原因不明のトラブルが襲う!という内容。そのトラブルというのが、「小型冷蔵庫に入れていた安室透の特製ケーキの形が崩れる」というもの。
う~ん、
このどうでもいい
事件っぷりがいいですねぇ。笑
「ゼロの執行人」は安室さんが敵っぽい動きをするようなので、今回の”味方の”(たぶん)安室さんを見て気持ちをリフレッシュしておきましょう。ケーキ美味しそ~
更に言えば、この回のどの部分が映画に結び付けられるのかわからないので、ばっちり録画しておくことをおすすめします。
追記:「ケーキが溶けた!」のあらすじネタバレ!(放送後)
ふむふむ、安定のおもしろさでした。今回は「ゼロの執行人」のプレストーリーということでいつもより気合い入れて見てしまいましたね。それでは、見られなかった方はもちろん、見られた方もあらすじを振り返ってみましょう!
時は早朝、まだ「準備中」のポアロのドアを開けたのは小五郎だった。
「グッモーニン!!」
元気がよすぎるほどの挨拶で店内に入り、梓を驚かせる。
「おはようございます、毛利さん。でもまだ開店前なんですけど?」
お構いなしに入店した小五郎は、料理中の安室のそばまで寄ってきて、良い匂いにつられてやってきたと陽気に説明した。
「モーニングに出す”ミートボールとキャベツのミルクトマト煮”です。」
そう説明する安室はお玉で鍋の中をゆっくりかき回す。鍋の中に入ったミートボールとキャベツ。赤いトマトスープに白い湯気でアツアツそうなその料理は非常に美味しそうだ。
「うまそうだなぁ。よし!俺、モーニング!」
小五郎は結局、開店前だというのに安室にモーニングを注文した。
「すみません。。」
恐縮そうに謝る蘭を梓は店内に迎い入れ、安室は注文を聞いた。
「じゃあ、私もモーニング。どうする?」
「あ~、僕も!」
蘭とコナンもモーニングを注文した。
ちなみに実際に作った猛者もいるようです。ふむふむ、美味しそうじゃないですかぁ。
今日の放送回で安室さんが作ってたミートボールとキャベツのミルクトマト煮作ってみた( ¯ω¯ ) pic.twitter.com/6qswvyJrkR
— 姫麿 (@himexxhimemaro) 2018年4月7日
「あれ?こんなとこに冷蔵庫なんてあった?」
調理場の隅に置かれた冷蔵庫を目ざとく見つける蘭。冷蔵庫の隣には電子ポッドが置かれている。コナンは1ヶ月前にはあったことを指摘したところ、
「というか、それケーキのストッカーよ。」
梓が訂正した。ケーキには覚えがある蘭。コナンが若干羨ましそうな声を出し、蘭がとっても美味しかったと回答した。
そんな他愛のない会話の一方、小五郎は東都スポーツの朝刊を広げ、目を通していた。見出しには、”間もなく東京サミット”の文字が大きく書かれている。
ピッピッ。
電気ポッドの音が100℃になったことを示した。ポッドの口からはたくさんの水蒸気が放出されている。電気ポッドに興味を示したコナンに梓は、
「ここの給湯器古くて。朝一番はなかなか熱湯にならないの。これだと家出るときスマホで操作すれば、ちょうど今頃お湯が湧くし。」
説明した。コナンはそれがIoT家電だと反応する。梓はIoT家電の言葉に疑問符がいっぱいだ。
「インターネットに接続できる電化製品ですよ。その電気ポッドみたいにね。」
そう説明しながら安室がストッカーの中を開けると、そこには生クリームが完全に溶けてしまったケーキが入っていた。
「キャ!」
ストッカーの中を見た梓が大きな声を出す。その声に驚くコナン、蘭、小五郎。冷静な安室をよそに、梓は若干気を動転させ、これが初めてではないことを指摘した。
モーニングを食した後、例の溶けたケーキを食べる5人。見た目はともかく、味は絶品のようで、
「ん!うまい!!」小五郎が絶賛し、
「卵の味が濃いね。」コナンが感想を言った。
なぜ崩れたのか、コナンは疑問に思う。小五郎は2度あることは3度あると、不吉なことをのたまった。蘭に諌められたが、梓も内心同じことを思っているようだ。
「何か解決策を考えるべきなんでしょうね。」
安室も真剣に頭を悩ました。
「えぇ、今博士の家です!コナンくんも早くきてくださいよ!」
そんな不可思議なケーキが溶けた事件の最中、阿笠博士の自宅では少年探偵団が博士作のドローンを飛ばすお披露目会を行おうとしていた。光彦は探偵バッジでコナンに連絡を取り、速く来るように伝えた。
わくわくが止まらない歩美、元太、光彦。しかしその時、急にドローンが動き出した。
「キャー!!」
暴走するドローンはあろうことか3人めがけて突進してきた。逃げる3人だったが、こけてしまう歩美。今にも歩美に体当たりか、と思われた矢先、ドローンは高く飛翔し、阿笠博士の家に激突。そのまま落下した。
「おい、どうしたんだよ。光彦。」
探偵バッジ越しに起きたドローン事件など知る由もなく、コナンは光彦に聞いた。
「それが、ドローンが勝手に飛び始めて!誰もコントローラーを触ってないのに。」
すぐさま登場した阿笠博士は目に涙を浮かべ、ボロボロになったドローンを悲しげに見下ろした。少年探偵団の3人を攻めるような言い方をしたが、3人は弁解する。ドローンの修理に屋内に引っ込んだ博士を尻目に、
「というわけで中止になりました。」
光彦は投げやりにコナンに伝えた。
「コナンくんは今どこですか?」
ポアロと回答したコナンに、歩美が反応した。ポアロに今すごく美味しいケーキがあるんだとか。今まさに事件真っ只中の溶けたケーキのことだ。コナンが事情を説明しようとしたが、3人の頭はもうケーキでいっぱいだ。これから向かうとコナンに伝え、光彦は探偵バッジを切った。
ドローンのコントローラーに興味を示していた灰原は、何もいじっていないコントローラーのスイッチが切れる瞬間を目撃した。一瞬不思議がったが、
「灰原さんも一緒に行きましょー!」
光彦の誘いにかき消された。お決まりの
「私はパス。」
を発動させ、歩美、元太、光彦のみがポアロにやってきた。
一瞬出てきた博士作のドローン。本当にこのワンシーンのためだけの代物なんでしょうか。出そうですねぇ、映画にも。
「えー!!」
落胆の色が濃く出た声で3人は叫ぶ。ケーキ事件のことをようやく知ったのだ。ドローンお披露目会中止後のケーキ食事の延期にさすがにこたえている様子。
「今、業者の人に直してもらってるから。明日は大丈夫だと思うよ。」
優しく声をかける安室。しかし、業者の人はストッカーには異常がないと言う。ではなぜ、ケーキは崩れたのか。
「あ!もしかしたら!」
急に外に飛び出る歩美。それを追うコナンと、元太、光彦。たどり着いた先で歩美が指さしたものは、ライバル店のショートケーキだった。見た目が近いことを理由に盗作を疑う歩美と元太。なけなしの金で1つ購入し、ポアロに持って帰った。
「いただきます!」
安室、梓も含め、6人でケーキを食べてみたものの、
「味は全く別物ね。」
梓の一言で盗作の可能性は消えた。歩美もポアロのケーキには遠く及ばないと言う。
「これで謎は解けたな。あのケーキ屋さんのおっちゃんが、夜中に忍び込んで、安室の兄ちゃんのケーキを崩してんだよ。」
と名推理を披露する元太に、
「100パー違うと思うけど。」
心の中でつぶやくコナンだった。しかし、元太の推理に盛り上がる少年探偵団は止まらない。夜中の張り込みまで提案しだし、梓とコナンに止められる。
「このまま安室の兄ちゃんのケーキ食えなくなってもいいのかよ!」と元太。
「そんなの嫌!絶対犯人捕まえる!」と歩美。
少年探偵団の本気にコナンは折れ、梓にポアロにカメラを仕掛けることを提案した。
「コナンくん、そこまでしなくてもいいよ。」
安室はその提案を拒否し、歩美が残念がった。
「大丈夫、近い内に必ず美味しいケーキを食べてもらうから。」
安室は何か、解決策を思いついたようだ。
スマホでポアロの入り口に仕掛けた映像を見るコナン。結局コナン独自の判断で、カメラを仕掛けたようだ。コナンもやはりこの事件が不思議と思っている様子。
「君は興味を持ったら、どんなことでも調べるんだね。」
スマホを見ているコナンの傍らで、安室がもらした。
「ていうか、安室さんのケーキを楽しみにしている、あいつらが悲しむからさ。」
仲間思いの一面を見せるコナンに対し、
「ふーん、君は大切な人のためならどんな捜査でもするんだ。」
安室は意味深な言葉をもらした。一瞬安室の言葉に反応したコナンだったが、安室にカメラで撮った結果を促され、特に何もなかったと回答した。
「はい、どうぞ。」
梓はコナンに、形の整ったケーキを出す。
「あれ?崩れてない。」
きれいな形のケーキを見てコナンがこたえた。梓によれば毎日ケーキが崩れるわけではないらしい。だいたい3日に2回くらいの割合であることをコナンに伝えた。しかも定期的にではないと言う。そのことを不思議がるコナンを、安室は真剣な表情で見つめていた。
小学校の教室で少年探偵団を集め、スマホで例の映像を見せるコナン。3日間の撮影の結果、得られたのはある瞬間にお見せの中が見えなくなってしまうということだけだった。それは21日と23日にそれぞれ12秒間ほど。
「21日と今日って、それどっちもケーキが崩れていた日よ。」
梓に報告すると、そのような回答を得られた。コナンは店の中が見えなくなった十数秒で何かが起きたと予想した。その十数秒の間にケーキが崩されたとみた歩美と光彦が、深夜は店に鍵がかかっていたという理由で、鍵を開けられる梓に疑いの目を向けた。
「なあ、この店ん中が見えなくなったとき、車が通り過ぎるじゃんか。他の店の中が見えなくなったときも、毎回通るんだぜ。」
確かに元太の言う通り。しかしコナンは、ケーキが崩れていない日も車が通っていると指摘する。それでも歩美と光彦は元太の感じたその違和感を支援する。
「うーん、他に手がかりになりそうなものもないし、博士に頼んでもう少し見やすくしてもらおうか。」
その小さなつぶやきを聞き逃さず、安室が、
「博士って、君に面白い道具をいろいろ作ってくれる、あの博士?」
コナンに聞いた。コナンは肯定したが、何か安室に不思議な違和感をもった。
阿笠博士の家にやってきたコナン。灰原の画像処理スキルによって、車の正体が2日ともナンバープレート”帝交227”の同じタクシーであることが判明した。これまでの経緯を回想するコナン。そして導き出された答えは、
「やっとわかったよ。ケーキを崩した犯人が。」
「はい、227号。米花町駅前、毛利様。了解。」
タクシーの運転手は車内に搭載されたトランシーバーをとってこたえた。
「すみません。」
タクシーの扉をノックする蘭。その傍らでは、コナンが梓からの着信を得ていた。コナンの思惑通りだったようだ。
ポアロの集まり、コナンが事件の全容を説明する。
「歩美ちゃんの言っていた通り、ケーキが崩れていたのは、店の中が見えなくなったときだった。」
なぜ店の中が見えなくなったのか。歩美が不思議がる。
「窓ガラスが曇ったからだよ。その原因は、これ。」
コナンはそう言い、電気ポッドを指さした。
「これ、湧くと蒸気が出るでしょ?それにこの電気ポッドはIoT家電だったよね?」
スマホで操作できることを理由に、少年探偵団は梓が犯人という確信を持ち始める。
「梓さんは犯人じゃないよ。犯人はここの窓ガラスに写ってたろ?」
コナンはそう言い、少年探偵団に犯人がタクシーだったことを説明する。なんでもタクシーの運転手は毎晩0時過ぎに、ポアロの近くで仮眠をとっていたんだそうだ。そして、会社の無線が入ったらポアロの前を通って出動しているらしい。
「その時、ポッドから出てくる湯気で曇った窓ガラスが鏡みたいになり、店の前を通ったタクシーを映したんだ。その無線を受けた日時を調べたら、窓が曇った日時、つまりケーキが崩れた日と一致した。」
ということは、犯人はタクシーの運転手と回答にたどり着いた元太だったが、コナンに遮られる。
「犯人はそのタクシーの無線、だよね?」
安室が引き取り、コナンが肯定した。
「電気ポッドの電子回路にタクシーの無線が入り込んだんだ。タクシーの無線と、ポッドの湯沸かしスイッチを入れる周波数が偶然にも一致してね。」
そんなことがあるのかと驚く光彦。
「電波干渉って言ってねぇ、結構よくあることなんだよ。」
安室が説明する。
「ほら、博士ん家で勝手に飛んだドローンも。あのとき、このバッジで俺と話してたろ?」
察しのいい光彦は、そのバッジがドローンに電波干渉していたと感づいた。
「このバッジはかなり広範囲で通信できるから、きっと電波も強いはず。博士にドローンの周波数変えるように言っとかねぇとな。」
コナンは何気なく話しているが、その説明をするコナンを、安室は何か思うところがあるような目つきで見ている。
「そして、その電波干渉がケーキを崩した原因だったんだ。」
まだ全容がつかめない梓らにコナンが更に説明する。
「この電気ポッドは、お湯が湧くと蒸気を出す。すると、このストッカーの裏にある吸気口が、その高温の蒸気を吸ってしまい、ストッカーの中が窓ガラスを曇らせた十数秒ほど、高温多湿のサウナみたいな状態になる。それでケーキが崩れてそのまま冷やされたんだ。」
梓が電気ポッドの使用をやめることを少し落ち込み気味に言ったが、蘭が場所を移動すればよいと、ナイスアイディアを披露した。
「じゃあまた、安室さんのケーキ食べられる?」
嬉しそうな歩美。
「もちろん食べられるよ。ただ前とは少し違うケーキだけどね。」
「最初から崩れている、半熟ケーキ。」
そう言いながら、更にケーキを盛り付けてコナンらに寄越した。外面はしぼんだケーキのようだが、半分に割ってみると中のスポンジはしっかりしている。中からはトロ~リと、半熟卵が流れ出る。
「え、安室さんの言っていた解決策って。」
ここでコナンが気づいた。安室はケーキが崩れた原因ではなく、崩れないケーキのレシピを考えていたのだ。
「そうだよ。だって、それが僕の仕事でしょ?」
にこやかに答える安室。
「まあ、それはそれとして。公安警察の仕事はちゃんとしてるんだよな?」
コナンは心の中で唱えた。その時、カランカラン!ドアを思い切り開けて、小五郎がポアロに入ってきた。
「お!なんかうまそうなもんがあるじゃねぇか!」
目ざとく半熟ケーキを発見した小五郎。安室は両手に半熟ケーキを持ち、
「じゃあ是非皆さんで試食してみてください。」
「やったー!!!」
全員で喜ぶのだった。
こちらも実際に作ってみた方がいらっしゃいました。クオリティ高すぎてこのままコナンカフェ出てもいいくらいです。
安室さんの半熟ケーキもどきの完成(*^^*) pic.twitter.com/eXS4o9VNmb
— かかおくる (@okuru_09kuru) 2018年4月7日
大絶賛の半熟ケーキ。コナンも卵の味が濃くなった気がすると、お気に入りの様子。
「うん、卵は前と同じ量だけど、半熟ケーキにするとより感じるね。」
安室は説明した。蘭の甘さ控えめであっさりという感想に対しても、
「クリームにもケーキの生地にも、ヨーグルトを使ってるんですよ。ヨーグルトを生地に入れると柔らかくなりますし、クリームに入れるとフルーツとの相性が良くなりますから。」
実によく考えて作られたことをわかる。
「あー!ここにきた理由を忘れてた。ほい!」
小五郎は急に立ち上がり、梓に回覧板を手渡した。それは、1週間後の5月1日に行われる東京サミットのための交通規制についてのお知らせだった。
「あ、梓さん。店長には言ってありますが、その日ポアロを休みますから。お願いします。」
コナンは安室がそう言うのを聞いて、安室がサミットに関わるのだと考えた。
「安室さん、公安の仕事もちゃんとしてるんだね?」
コナンは安室を呼び寄せ耳打ちする。
「相変わらずの詮索好きだね、君は。」
安室はにこやかに答えた。
ここがポイント!!
本作のプレストーリーポイントは、ちりばめられた安室のセリフですね。正直意味深なセリフがたくさんあり気になる点ばかりでした。更に今作のキーワードのひとつにIoTがありました。このような技術が映画でも重要なキーワードとして出てくる気がします。
「事件よりケーキ作りを楽しんでいた安室さんが、まさかあんな行動を起こすなんて。この時は思いもしなかった。」
過去のプレストーリーの内容は?
さて、ここで過去のプレストーリーの内容を振り返ってみましょう。
映画のプレストーリーという形の物語ができ始めたのは、第12作「戦慄の楽譜」から。そこから第16作「11人目のストライカー」までの5作がOVA(要はビデオ商材)として作成されました。
そして、第17作「絶海の探偵」から今作まで、アニメでプレストーリーが放送されているんですね。
今回はアニメで放送された4作のプレストーリーを振り返ってみましょう!
17作「絶海の探偵」のプレストーリーは?
第694話「消えた老舗の和菓子」
海上自衛隊のイージス艦に乗れるイベントに訪れたコナン一行。イベント日の前に、イージス艦が停泊する京都・舞鶴港近くのホテルにまずは一泊することに。
ホテル近くの土産物屋には名物菓子「京のとり」の京都限定品・チョコレート味がこの日から販売されていた。
いざ購入!と意気込んでいた蘭だったが、残念ながらすでに完売。
血相変えてやってきた社長が言うには、なんと全店舗のチョコ味が”消えた”というのだ。
果たして、消えたチョコ味の真相とは!?
ここがポイント!!
本作のプレストーリーポイントは、イージス艦に乗る前日の物語であること。事件の内容は「絶海の探偵」の内容とは全く関係がないのです。
「この時はまだ、誰も知らなかった。騒動に疲れ眠っている間に、翌日乗り込むイージス艦で起こる大事件の幕が、静かに上がり始めていることを。」
18作「異次元の狙撃手」のプレストーリーは?
第735話「暗号付きの招待状」
毛利探偵事務所に訪れた依頼人・北坂香織は、同日16時より行われる結婚式会場が示された暗号を小五郎に解いて欲しいという。
小五郎はひとつの回答にたどり着いたが、コナンは訝しげだ。
やがてコナンは真の答えが「東都ベルツリータワー」であることに気づく。
香織に真の答えを伝えたが、香織の行動を不自然に思ったコナンの機転で、香織の目的が自分を二股した新郎を銃撃することだと知った。
急いでベルツリータワーに向かったコナンらだが、果たして銃撃は回避できるのか。
ここがポイント!!
本作のプレストーリーポイントは、事件の舞台が「東都ベルツリータワー」であること。更に設定ではこの事件の翌日が「異次元の狙撃手」の舞台となるため、ベルツリータワーでは2日連続で銃撃事件が起こることになります。
「まさか、そのベルツリータワーで、新たな銃撃事件が俺たちを待ち受けているなんて、この時は誰も思いもしなかった。」
19作「業火の向日葵」のプレストーリーは?
第774話「消えたムンクの叫び」
鈴木美術館で開催予定のムンク展を目前に控え、「絶望」「不安」の2点を成田空港から、「叫び」を羽田空港から運び出すことになった。
コナンと蘭は次郎吉と共に、「絶望」「不安」を運搬するトラックの後方リムジンに乗っていた。
そんな中事件は起きる。「叫び」を運ぶ車が運搬ルートから外れたのだ。
行方不明になる「叫び」の車。しかし、ほどなくして「叫び」は無事目的地である美術館に届けられた。
一体なぜ、「叫び」の車はルートを外れたのか。その恐るべき真実とは。
ここがポイント!!
本作のプレストーリーポイントは、この事件の犯人がきっかけで、6枚の「向日葵」が揃うことになったこと。犯人の知り合いが「向日葵」を次郎吉に貸し出すことを条件に、次郎吉は今回の犯人を許すのでした。
「ところがその6枚のひまわり展は、このあと”日本に憧れた向日葵展”として開催されることになるのだが、それはまた別の機会に。」
20作「純黒の悪夢」のプレストーリーは?
第813話「安室に忍びよる影」
朝、ポアロで朝食をとっていたコナンは、ある男性客がサンドイッチを食しながら安室のことをずっと見ていることを気にかけていた。
その朝だけではない。また別の朝の登校中にも窓から見える男性客がサンドイッチを食べていた。
男は一体何者か。まさか、黒の組織なのか。
コナンが気にしていることを少年探偵団も感じ取り、男の尾行が始まる。
そして、ようやくつかんだその男の正体は・・・!
ここがポイント!!
本作のプレストーリーポイントは、エンディング後に凝縮されています。安室の携帯にかかってきたベルモットからの電話。ベルモットと安室の会話は「純黒の悪夢」へのつながりを匂わせます。
「あなた、目をつけられているから。」「目をつけられているって、誰に?」「ジンよ。」
21作「から紅の恋歌」のプレストーリーは?
第855話「消えた黒帯の謎」
USJで楽しむ蘭や少年探偵団を尻目に、園子はコナンを無理やり連れて、京極真が稽古をする大阪の道場にやってきた。
有名な流派の道場でありながら、廃れてきたその道場を、館長の高見は売ってしまおうと考えていた。京極は自分の恩師である高見の考えを受け止めることができず、部屋をあとにした。
その時、「パリンッ!」となる大きな音。コナンらがその音の発生した部屋に向かうと、そこには京極がひとり佇んでいた。
その部屋には、確かに置かれていたはずの歴代の館長が代々締めていた黒帯が消えていた。京極は道場の売却をと黒帯の返却を賭けて、高見に試合を申し込む。
果たして、黒帯を盗んだ犯人は本当に京極なのだろうか。
ここがポイント!!
本作のプレストーリーポイントは、園子が風邪で寝込んでいた理由が描かれていること。「から紅の恋歌」では風邪で活躍の場が一切なかった園子ですが、こんな背景があったんですねぇ。
「このあと園子は、京極さんに感謝することになるだろう。なぜなら俺たちは、テレビ局をも巻き込む巨大な事件に遭遇することになるのだから。」
最後のまとめ
いかがでしたか。
今回は、
「ゼロの執行人」のプレストーリー
「ケーキが溶けた!」のあらすじと、
過去のコナン映画のプレストーリーに
ついてみていきました。
果たして、
今回のプレストーリーは映画に
どのように関わってくるのか。
「ゼロの執行人」が
ますます楽しみです!
「ゼロの執行人」に関する様々な情報や
小ネタはこちらからどうぞ!
==>「ゼロの執行人」記事まとめ
スポンサードリンク | スポンサードリンク |