名探偵コナン【探偵たちの鎮魂歌】感想レビューとあらすじは?

どうも、コナン大好きコナオです。

今回は、2006年公開の
劇場版名探偵コナン第10作目、

探偵たちの鎮魂歌
(たんていたちのれくいえむ)

について見ていこう。

記念すべき10周年の作品である。

「さぞおもしろいものに
 なっているのだろう。」

と期待が膨れ上がるが、
はっきり言ってつまらない。
というか、意味がわからない。

どういうことか。
ネタバレは控え、見ていこう!

「コナンの映画観ようと思うけど
 どれがいいかなぁ。」

なんて悩んでいる人の参考になれば
嬉しい限りだ。

それでは行ってみよう!

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「探偵たちの鎮魂歌」のあらすじは?

コナンと蘭、少年探偵団を引き連れて、

小五郎は依頼人のいる遊園地
”ミラクルランド”へやってきた。

ミラクルランド近くにあるひと際
豪華な赤い建物、
”レッドキャッスル”の中に
依頼人はいるらしい。

「毛利探偵でいらっしゃいますか?」

レッドキャッスルの入り口で
出迎えてくれたのは、

依頼人の秘書、高田正雄。

レッドキャッスル内の客間に
案内された一行。

高田正雄は一旦部屋の外に出て、
ミラクルランドのフリーパスIDを
持って戻ってきた。

手首にはめるタイプのIDだ。

大喜びする子供たち。

「毛利さんが仕事をしてる間、
 お子さんたちには
 ミラクルランドでたっぷり
 楽しんでもらおうと思いまして。」

各々IDを手首に巻き付ける一行。

高田によれば、

IDは今日一日、
ミラクルランドが閉演する夜10時まで
有効だという。

しかも飲み物食べ物全て
無料で食べられるのだとか。

もはや大はしゃぎの少年探偵団。

「ありがとうございます!」

蘭もお礼を言い、

「行こう、コナン君。」

コナンを引き連れて
外に出ようとした。

しかし、

「君はここに残ってください。」

高田がコナンを制止する。

結局蘭と少年探偵団だけが
先に園内に遊びに行き、

その場にはコナンと小五郎だけが残った。

高田は部屋の鍵を内側から閉め、
手に持つリモコンのスイッチを押して、
部屋中のカーテンもすべて閉めた。

薄暗い客間の中、

「来ていただいてありがとう、
 私が依頼者です。」

客間内の大きなモニターに
依頼者が映し出された。

しかし、顔はわからない。

事情があって顔は出せないのだという。

「今日お呼びしたのは、
 ある事件を解決してほしいからです。」

何の事件か聞く小五郎。

しかし、

「それをつかむのも
 あなたたちの仕事なんですよ。」

聞けば、
小五郎は依頼人の頼んだ5人目の
探偵らしい。

1人はまだ捜査中、

2人はやめてもらい、

残る1人は・・・、

パッ

モニターに一人の男が映し出された。

「りゅう!」

小五郎の知っている人物のようだ。

探偵だった。

りゅうに向かって依頼人が言う。

「竜探偵、
 あなたは事件を解決できなかった。
 無能な探偵は、

 生きている資格がない。」

依頼人がパソコンのエンターを押すと、
竜の左手首に巻かれたIDが
カウントダウンをし始めた。

「僕たちのと同じIDだ。」

その様子を見ながらコナンが言った。

竜はIDを外そうとするが、
外すことができない。

「大丈夫、痛くありません。
 一瞬で楽になる。

 さようなら、竜探偵。」

カウントダウンがゼロになった瞬間、
急激な光の閃光と共に映像が乱れた。

「プラスチック爆弾が
 組み込まれていたんです。」

再びモニターに映し出された依頼人が
小五郎とコナンに説明した。

「あなたたちに与えられた時間は
 夜10時まで。

 それまでにある事件の真相を
 つかんでください。

 もし時間までに解決できなければ
 あなたたちのIDも爆発して、
 竜探偵の後を追うことになる。」

「なにぃ!?」

自らのIDを外そうと
躍起になる小五郎だったが、

「やめたほうがいい。」

無理やり外すと爆発すると、
依頼人に制止された。

そして依頼人は恐るべき言葉を
口にする。

「子供たちのIDも
 あなたたちのものと
 ”ほぼ”同じものです。

 彼らのIDには一つ機能が
 追加されてましてね。」

 
依頼人によると、

子供たちのIDの時限装置が
稼働するのは
ミラクルランドの園内に入った時。

そして、

稼働した状態のまま
ミラクルランドの敷地外に出ると、

制限時間が残っていても
爆発する仕組みなのだという。

「さぁ、謎を解決してもらおうか。
 私のため、
 そして、子供たちのためにね。」

かくして、コナンと小五郎の、
事件を解決するための
捜査が始まった。

依頼人の言う”事件”とは一体何なのか、
そして依頼人の目的と正体は・・・。

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「探偵たちの鎮魂歌」レビュー

ミステリー  :★★★☆☆
アクション  :★★★☆☆
サスペンス  :★★★★☆
ラブストーリー:★☆☆☆☆

ミステリー

まず白状させていただくと、
俺は今作・・・、

まったく意味がわからなかった。

大まかな概要を言うならば、

今作は過去の事件の再捜査に
終始する。

それも複数の事件が絡み合い、
ひとつの真相にたどり着くという
形であり、

おまけに出てくる単語出てくる単語、
オリジナルな用語ばかりなもんだから、

しっかり集中力を持って観ていないと
あっという間に置いてけぼりを
食らうことになる。

一瞬でも気を抜こうものなら、
コナンとはまた別の意味で

「あれれ~?」

と発言することになるだろう。

また、

いざ事件が解明された時も、
犯人の正体にも動機にも
どうにも釈然としない気持ちになる。

しかも
過去の事件の再捜査が主旨なのに、
オチとなる真相があれじゃあ、

「なんじゃそりゃぁ(苦笑)」

と心の中で乾いた笑いを
漏らすことになるだろう。

ということで観終わった後に
残った気持ちと言えば、

「とりあえず、
 犯人がクソ野郎だった。」

以上だ。

まあここまでボロクソに
言ってしまったが、

ミステリーの質が悪いかと言えば
実はそうでもない。

単純に1回観てイミフなだけで、
2回観ればなるほど納得名推理
という印象も持てる。

つまり本作のミステリーを楽しむなら
2周することが必要というわけだ。

アクション

アクション要素は間違いなくあるし、
そこそこ派手に動く。

しかも1ヶ所だけではなく、
複数回見せ場があるのだ。

そのうちの1回ではコナンの
スケボーテクが炸裂する。

それは、
コナンらがある複数名の男に狙われ、
立ち向かったり逃げたりというシーン。

相変わらずの人並み外れた能力で
スケボーを乗り回し、
映像的な迫力もなかなかのものである。

しかし、なんだろう。

”無理やり詰め込んでみました感”
がすごい。

正直いれなくてもよかったんだけど、

「みんなこういうのが
 好きなんでしょ?」

といった制作側の意図を感じる。

しかしそれは、
残念ながら蛇足だった。

観てる側からしたら、

「なんでそんな展開になんねん!
 てゆかお前ら誰だよww」

とツッコミを入れたくなる。

盛り上げようとしたが、
物語にうまく挟み込めなかった系だ。

まあ、
そいつらを動かしたある人物の
トンデモっぷりを
示せたのは大きいか。

とりあえず、
映像的な迫力はそこそこだったので、
星3つね。

サスペンス

もはやお馴染み、

制限時間付きの爆弾で
吹っ飛ぶか吹っ飛ばないかの
ギリギリの攻防戦が
今作のサスペンス要素のメインだ。

物語を盛り上げるため当然だが、
何かと蘭たちが起爆させそうな
行動ばかりとる。

”無意識に”、だけど。

そしてそれを
必死に阻止しようとするのが
唯一事情を知っている灰原だ。

蘭たちや少年探偵団の行動を
いかにして抑制させるかということで、
そこそこの緊張感を持つことになる。

それに加えて、
滅多に見られない灰原の
可愛らしい演技が見られたりして、
ファンには嬉しい。

また、

爆弾以外にも物語を盛り上げる
通称”歩美ちゃん人質事件”が
起きるわけだが、

悲しいかな、

アクション要素のときと同様、

「誰だおめぇ。」

と急展開についていけない
可能性がある。

ラブストーリー

DVDのパッケージだけ見れば、

僕らのヒロイン蘭がまたしても
危ない目にあって、

「しんいちーー!」

と叫び、

「らーーん!!!」

とコナンがさっそうと現れ、
蘭を救出・・・。

いや、なんなら10週年だし、

本当に新一が登場して蘭を救出し、
ラブロマンス的な展開に発展~

と期待してしまうだろうが、

そんな展開は一切ない。

実にドライに
物語が展開されるのが本作だ。

今作でラブストーリー要素といえば、

阿笠博士の子どもたちへの愛情。

”ラブ”の意味が変わってくるが、
この愛情には非常に心打たれる。

淡々と展開される本作において、
屈指の名シーンと言えるだろう。

新一×蘭、平次×和葉の
ラブキュンな展開を期待するなら
本作ではない。

総評

劇場版名探偵コナン
記念すべき10周年超大作。

「探偵たちよ、安らかに眠れ。」
「さよなら、コナン。」
と言った終末感あふれる
キャッチコピーを採用。

何よりコナンの
メインキャストが一挙総出演。

そして、今作ではどうも犯人に
コナンの正体が新一だと
バレているらしい?

これらの前情報に
視聴者の期待は最高潮となり、

もはや揺るぎない
”コナン史上最高傑作感”
を出しておきながら、

蓋を開ければ、

「なんじゃこりゃあぁぁぁ!!」

とあまりの駄作っぷりに
叫ぶこともなく、

「素敵!
 ホントに最高傑作だったわ!」

と喜ばせることもなく、

ただただ視聴者を真顔にさせる
凡作になりはてた。

決して
つまらないわけではなく、

ミステリー、
アクション、
サスペンス、

どれもそこそこのできだった。

そう、

”そこそこ”だったのである。

全要素を取り入れ、
全要素で高いクオリティを
求めようとした結果、

すべてが薄まってしまった。

そんな作品である。

最後のまとめ

いかがだっただろうか。

今回はコナン映画第10作目

「探偵たちの鎮魂歌」

について紹介してきた。

記念すべき10周年の作品と言うには
期待はずれもいいところだ。

個人的にはコナン映画を制覇したい方
以外は別の作品をおすすめしたい。

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おトク情報

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