名探偵コナン【戦慄の楽譜】感想レビューとあらすじは?

どうも、コナン大好きコナオです。

今回は、2008年公開の
劇場版名探偵コナン第12作目、

戦慄の楽譜
(せんりつのふるすこあ)

について見ていこう。

今作は”音楽”がテーマのミステリー。

様々な場面で音楽が重要な役割を
担っていく。

それに加えて魅力的な
オリジナルキャラクターも登場する。

そんな今作をネタバレ無しで
見ていこう!

「コナンの映画観ようと思うけど
 どれがいいかなぁ。」

なんて悩んでいる人の参考になれば
嬉しい限りだ。

それでは行ってみよう!

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「戦慄の楽譜」のあらすじは?

それはとある日の
”堂本音楽アカデミー”での
できごとだった。

ある者は開けた庭で
自分の楽器の演奏を楽しみ、

ある者は友人と談笑している。

そんないつもの日常の中、

アカデミー内の一つの練習室で、
チェロとピアノのセッションを
練習している二人の男性がいた。

そして、
その様子をため息交じりに
見ている女性・・・。

そして、

次の瞬間・・・。

ドーン!!!

練習室内で爆発が起きた。

チェリストの水口洋介、
ピアニストの連城岳彦は
この爆発で死亡。

バイオリニストの河辺奏子も
重傷を負い、
近くの病院に運ばれた。

そのニュースをネットで読みながら、
犯人は不敵な笑みを浮かべる。

そして、
つぶやいた。

「すべては静かなる
 夜のために・・・。」

後日、

園子のコネで
堂本ホールの完成記念コンサートの
リハーサルに訪れたコナン一行。

そこでは、

堂本音楽アカデミーの創設者であり、
元有名ピアニストの堂本一揮が、
巧みに演奏するパイプオルガンの
音色が響いていた。

その場に居合わせのは、
堂本一揮の他、

堂本ホールの館長で、
堂本一揮の専属ピアノ調律師である
譜和匠。

ドイツ人でパイプオルガンの
調律師、ハンス・ミュラー。

堂本一揮の息子でピアニストの
堂本弦也。

堂本アカデミーの門下生で
ソプラノ歌手の千草らら。

同じく堂本アカデミーの門下生、
バイオリニストの山根紫音。

そして、

天才ソプラノ歌手で
もはや有名人である秋庭怜子。

ホール内には警察も来ていた。

被害者の河辺奏子が
爆発を受ける直前にメールを
出した人物が秋庭怜子であることから、

秋庭怜子から
話を聞きたがっているのだ。

しぶしぶ聴取に応じる秋庭怜子。

「これに何か思い当たることは
 ありませんか?」

警察から現場に残されていた
フルートの胴部管を見せられた
秋庭怜子は、

一瞬ばつの悪そうな表情を見せ、

「いいえ、ないわ。
 もういいでしょ。」

そう言い残し、
その場を去った。

「何飲んでんだ?」

席に戻り一息ついていた
秋庭怜子に元太が聞いた。

「お茶。」

不愛想に答える秋庭怜子だったが、

その後の会話の流れで、
小学校で後日開催される
合唱大会に向けて、

歌の指導をすることを承諾した。

後日、

歌の練習に付き合うため、
帝丹小学校を訪れた秋庭怜子。

的確な指導をして
立ち去ろうとした矢先、

元太が秋庭怜子の持っていた
水筒のお茶を勝手に飲んだ。

「うあぁ、ああぁ、ああ!」

急に苦しみだす元太。

「誰かが、その水筒の中に
 何かを入れた。
 そう考えるよね。」

コナンの問いかけに

「ばかね。。
 そんなはず・・・!」

答える秋庭怜子。

病院に寄ったコナン一行。

元太の声は完全につぶれていた。

もし、
このお茶を秋庭怜子が
飲んでいたら、

あと3日に迫った公演本番には
秋庭怜子は出演できなかっただろう。

・・・その夜、

閉店後のとある飲食店で爆発が起き、
一人の人物が亡くなった。

更に翌日、
パラグライダーを楽しんでいた
一人の人物が亡くなった。

二人はともに堂本アカデミーの
卒業生だった。

更に、二人のそばには、
フルートの足部管と頭部管が
残されていた・・・。

果たして、

彼らを殺した犯人とその動機とは
何なのか。

そして、
秋庭怜子を狙った目的とは・・・

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「戦慄の楽譜」レビュー

ミステリー  :★★★★☆
アクション  :★☆☆☆☆
サスペンス  :★★★☆☆
ラブストーリー:★★★☆☆

ミステリー

久しぶりの正統派ミステリー
といった感じ。

しかし、

複数回起こる殺人事件に関しては
トリックはなく、
推理要素はほぼない。

ポイントはラストだ。

物語ラストに巻き起こる事件は
トリックがかなり大掛かりで
推理のしがいがある。

なお、

劇中に写真が出てきたら、
コナン映画ではそれは事件解決のための
最大のヒントアイテムなので、

見逃さないよう注意すべし。

アクション

本作ではめずらしく
コナンがスケボーを使用しない。

この意味が分かるだろうか。

アクション要素なんて
”皆無”ということだ。

いや、

実際には犯人から追われる
シーンもあるのだが、
別に大したシーンではない。

トラックで引かれそうに
なるだけである。

想像力を掻き立てれば
いかにもやばそうなシーンだろうが、

残念ながら迫力はない。

「ほんとかよ?」

と思われるだろうが、
実はこの迫力のなさが
物語の重要なポイントにも
なっている・・・。

とにかく、

アクションが目的の方は
別の作品を手に取ってもらいたい。

だって今作は
”音楽”がテーマの物語だからね!

穏便にいきましょ。
荒々しいのは嫌なの!

サスペンス

アクションが地味な割に
サスペンス感はそこそこ味わえる。

さっそくだが、
「”音楽”だから穏便に」は
訂正しておこう。

本作のサスペンスの神髄は
まさにこの”音楽”だ。

それは
物語ラストに巻き起こる事件。
これがまさにサスペンスそのものだ。

事件のトリックがこの上ない
サスペンス感を醸し出してくれる。

ただし、

実はこの事件、
ある理由で危険にさらされる人物が
まったく恐怖を感じていない。

「それはなぜ?」
ってところはネタバレなので
秘密だが、

これではせっかくの
サスペンス要素が台無しである。

慌てているのは
ごく少数の人間のみ。

しかもそれは、
コナン然りこういった危機的状況に
冷静に対応できる人間ばかりだから、

視聴者側としては、

「まあなんとかなるっしょ。」

と楽観的な感情しか持たない。

ほんとシチュエーションは
最高にサスペンスなのに、

なんてもったいないんだ!!

しかも、
この事件、終わり方があっけない。

犯人がもうちょい抵抗してくれれば
名シーンになりそうだったのだが、
惜しいところだった。

というわけで、
シチュエーション的には
サスペンス要素星5つなのだが、

実際には3つってところかなぁ。

ラブストーリー

今作のラブストーリー要素は
新一と蘭が喧嘩をするという
シーンから始まる。

というより、

新一は別に喧嘩腰ではなく、
蘭が一方的に新一に対して

むかっ

ときているのだ。

その状態からどうやって
仲直りするのかが、
本作のラブストーリーの
見どころだろう。

その仲直りのポイントとして、
2人の昔話が今作も登場する。

コナン映画ではちょいちょい
新一と蘭の昔話が
織り込まれているんだけど、

今作では2人の
中学2年生時代のエピソードが
見られる。

”中二病”という言葉もあるくらい
黒歴史な時代ではないか。。

しかし、
2人のエピソードには
まったく黒歴史要素がなく、

「なんなんだ!
 このほんわかエピソードは!」

と、歯を食いしばることになるだろう。

むしろ、
対比として自分の中2時代を思い出し、
頭を抱えて悶えることなったのは、
何を隠そうこのコナオ。

物語ラストでは、

風になびかれながら

「人間ってここまで
 安らかな表情になれるんかい。」

と言わんばかりの
中2の2人の表情を見られるので、
ぜひお楽しみに。

そして自分の中2時代を
思い出して震えるがいい・・・。。

総評

コナン映画は毎回テーマを決めて、
それにそって物語が展開されているが、

今作ほどテーマが軸になっている
作品もないだろう。

そのテーマとは言わずもがな、

”音楽”

だ。

”音楽”がテーマなだけに、
あれもこれも、
重要なシーンは必ずと言っていいほど
歌や音色などがキーになってくる。

物語ラストの大きな事件では
当然音楽がカギになっているし、

個人的にコナン史上最も

「そんなことできんのwww」

となる衝撃シーンがあるのだが、
そこもしっかり音がカギとなっている。

更に、

ただ音楽が重要なシーンの
カギになっているだけではなく、

今作では、
”アメージング・グレース”や、
”アヴェ・マリア”といった、
有名なクラシックの曲が聞ける。

アニメながら
圧巻で聴き入ってしまう。

また、
今作で特徴的なのは、

コナンと一緒に行動するのが、
少年探偵団や警察、
小五郎や蘭ではないことだ。

今作オリジナルキャラクターの
秋庭怜子。

この人物がコナンのパートナーとして
常に行動を共にする。

コナン映画ではあまりない展開だよね。

しかもこの秋庭怜子、
なかなか肝の座ったキャラクターで
そこら辺の警察よりも
頼りになりそうである。

初めは愛想の無さから

「とんでもねぇキャラクターと
 一緒に行動するんだな。」

とも思ったが、
物語が進むにつれて、
彼女への感情移入が
強まってくる。

最後のまとめ

いかがだっただろうか。

今回はコナン映画第12作目

「戦慄の楽譜」

について紹介してきた。

初期作品には及ばないが、
そこそこ楽しめるのが本作。

しかし優先順位は低いか。

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