コナン映画【緋色の弾丸】興行収入は？予想と最新結果！鬼滅やシンエヴァとも比較！

　2021年4月16日に公開された劇場版名探偵コナン「緋色の弾丸」。ここ数年、コナン映画はずっと興行収入の記録を更新し続けてきました。実に7年連続です！

　果たして今年も記録更新を継続できるでしょうか。本記事では毎週更新し、「緋色の弾丸」の興行収入を追っていきます。それではどうぞ。

「緋色の弾丸」の興行収入は？

　さて、「緋色の弾丸」の興行収入を見ていく前に、改めて簡単に”興行収入”とは何か、おさえておきましょう。

　本記事では次の2種類の興行収入について見ていきます。

(1)土日の興行成績
　土日2日間の興行収入を表します。平日の観客動員数に比べ、土日の観客動員数の方がはるかに大きく、作品の人気差が顕著に表れます。そのためリアルタイムなランキングとして使われやすいデータとなります。「王○のブランチ」で採用している映画ランキングも実は前週のこの値を元にして公開しています。

(2)累計興行収入
　映画公開から現在までの興行収入を表します。もちろん、平日の興行収入も込みで算出されます。劇場での映画公開が終了した時点のこの値が、最終的なその作品の興行収入ということになるわけですね。

　それでは「緋色の弾丸」の興行収入を前4作品と比べて見てみましょう。

緋色の弾丸
累計興行収入
（4月16日～4月25日）

約39億円！！

「純黒の悪夢」　より－25.8億円
「から紅の恋歌」より－29.9億円
「ゼロの執行人」より－52.8億円
「紺青の拳」より－54.7億円

　続いてグラフを紹介します。

　まずは、土日の興行成績のグラフを前2作と比較して見てみましょう。

　ご覧の通り、週ごとに興行成績は下がっています。それぞれの頂点を結びつけると、きれいな放物線が描かれることでしょう。土日の興行成績とはこのように推移されていくものです。
　そしてもう一つ。初週の土日を上回れば、すべての週の土日で上回ることがわかります。初週がいかに大事かおわかりいただけるかと思います。

　続いてのグラフは累計興行収入です。

　こちらは前週の値に、次の1週間の数字が積み重なるので、週ごとに値が大きくなっていることがわかります。
　こちらもやはり、初週を制したものがすべての週において制しており、最終的な興行収入も制することになる可能性が高いですね。

　それでは1週間ごとの結果を見ていきましょう。

「緋色の弾丸」公開第1週目、興行収入

土日の興行成績：4月17日、18日
緋　色：1,609,719,000円
紺　青：1,464,785,000円
ゼ　ロ：1,295,835,000円
から紅：1,286,928,000円
純　黒：1,208,492,000円

※「緋色の弾丸」の記録は、”公開初日の興行収入が「紺青の拳」の144%だった”というデータに基づき計算しています。

　土日2日間の興行収入は約16.1億円という安定の好成績を収めましたね。また、土日の観客動員数は153万3054人とのこと。（関係ないけど、1人単位で集計されてるのすごい･･･。）

　公開初日の金曜日は約6.1億円の興行収入となり、前作「紺青の拳」の144%スタートとなったそうです。このことから、「緋色の弾丸」は”最終的には100億円超え確実”とも言われてました。

　さすがに”確実”とまで言えるかはわかりませんが、期待はしてしまいますよね。

累計興行収入：4月16日～4月18日
緋　色：2,218,131,000円
紺　青：1,886,293,000円
ゼ　ロ：1,671,137,000円
から紅：1,286,928,000円
純　黒：1,208,492,000円
-参考-
エヴァ：約33.0億円 ※月曜公開
鬼　滅：約46.2億円

　公開最初の金、土、日の3日間の興行収入は22.2億円となりました。

　コナン映画過去作と比較すると、この3日間で「時計じかけの摩天楼」(11億円)、「14番目の標的」(18.5億円)、「水平線の陰謀」(21.5億円)の最終興行収入を突破しています。

　参考までの比較ですが、コロナ後のアニメ映画ヒット作である「シンエヴァンゲリオン」「鬼滅の刃」と比較した結果は上記の通り。「鬼滅」はさすがに異次元の強さですね。一方、「シンエヴァ」の記録は月曜～日曜の7日間の記録なので、「緋色」といい勝負みたいです。

第1週目の結果考察
　今年は例年とはだいぶ条件が異なります。このご時世ですからね。

　例年は必ず公開から3日以内に観ていたが、今年は映画館に行く事を控えたという方もいるでしょう。その分、興行収入は例年よりも減ります。

　一方、各映画館はこぞって「緋色の弾丸」を上映するスクリーンを増やしました。更に、例年なら半年後に公開される4D版も今年は初日から公開されています。その分、興行収入は例年よりも増えるでしょう。

　まだ映画館に行く事を控えているファンの方々による影響、4Dを初日から公開したがために4Dによる”追い収入”を見込めない影響･･･。今年はまったく予想ができません。

　とはいえ、そんな中でも「緋色の弾丸」はしっかりとスタートダッシュを切り、初週の前作超えを果たす数字を出しました。今年こそ100億いくのか･･･、はたまたまだお預けか･･･。引き続き興行収入の方にも注目していきます。

「緋色の弾丸」公開第2週目、興行収入

土日の興行成績：4月24日、25日
緋　色：774,000,000円
紺　青：886,102,000円
ゼ　ロ：820,185,000円
から紅：748,251,000円
純　黒：679,206,000円

　土日合わせて約7.7億円。え、激減！？･･･、と思うなかれ、この日曜日は東京、大阪、京都、兵庫に緊急事態宣言が発令されてしまいました。それに伴い4都府県の映画館は休館となり、「緋色の弾丸」も上映されない状態となりました。

　よって、実質この興行収入は土曜日の分と、4都府県を抜いた道県の日曜によるもの。上映している映画館が多い4都府県ですから、興行収入的には大ダメージですね。。日曜も通常通り上映されていれば、14億円程度は見込めたのではないかと思ってしまいます。

　他作品と比べてみると、話題の最新作「るろうに剣心 最終章 The Final」を抜いて1位なのはさすがと言ったところですね。

累計興行収入：4月16日～4月25日
緋　色：3,900,000,000円
紺　青：3,587,450,000円
ゼ　ロ：3,233,129,000円
から紅：2,755,534,000円
純　黒：2,525,508,000円
-参考-
エヴァ：約49億円 ※初週月曜公開
鬼　滅：約107.5億円

　39億円突破の「緋色の弾丸」。緊急事態宣言で日曜がつぶされていながら「紺青の拳」よりも高い興行成績。好調なのは間違いなしといったところ。

第2週目の結果考察
　今年こそ100億突破か！と期待できるスタートを切ったところに手厳しい状況となってしまいました。ゴールデンウィークに興行収入を見込めないことにはかなりキツイと言っていいでしょう。

　緊急事態宣言明けには当然大型連休もありませんから、例年の大型連休に観に行っていたたくさんの層が観に来なくなるというのは、かなり厳しいです。ファンや毎年観に行っている人なら明けにも観に行くと思いますが、連休だから観に行くかぁという層は今年はいないわけですからね。。

　100億かなり危うしと言ったところ。と言って、こういうご時世なのでそれも仕方なしと考えるべきでしょう。

最後のまとめ

　今回は「緋色の弾丸」の興行収入を紹介していきました。例年とは異なるコロナ渦という状況が、興行収入にも大きく影響を及ぼしていくと思います。

　そんな中、初週はしっかりと前作超えを果たした「緋色の弾丸」。目標とすべき100億円を突破することはできるのか注目です。

　果たしてどうなるか･･･。最新の結果は随時更新していきます！

「緋色の弾丸」をもう1度観るという方は、是非こちらの解説記事をご覧ください。

前作「紺青の拳」の興行収入を1週間ごとにまとめた記事はこちらから！

過去のコナン映画の歴代興行収入ランキングはこちらから。他アニメ映画ともグラフ化し比べています。