名探偵コナン【漆黒の追跡者】感想レビューとあらすじは?

どーも、コナン大好きコナオです。

今回は、2009年公開の
劇場版名探偵コナン第13作目、

漆黒の追跡者
(しっこくのちぇいさー)

について見ていこう。

今作は久しぶりに黒の組織が登場する。
コナン映画の中でもコナンがかなり
追い詰められる作品だ。

アクションとミステリーとサスペンス。
これらすべてのレベルが高い今作を、
いつも通り
ネタバレ無しで紹介していこう。

「コナンの映画観ようと思うけど
 どれがいいかなぁ。」

なんて悩んでいる人の参考になれば
嬉しい限りだ。

それでは行ってみよう!

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「漆黒の追跡者」のあらすじは?

それは夜中の
毛利探偵事務所での出来事。

薄暗い事務所の中で
翌日のキャンプときに使用する
懐中電灯を探していたコナン。

その時、

ゴトゴトッ

事務所のドア付近で
何かの物音がなった。

「誰?蘭姉ちゃん?」

小五郎は麻雀で留守だ。

事務所のドアは半開きになっている。

特に警戒もせずコナンは
ドアを開けたが、
外にはなんの人影もなかった。

蘭が来た様子もない。

「はっ、気のせいか。」

事務所の中からドアを閉め、
後ろを振り向いたコナンの目に
飛び込んできたのは、

ジンだった。

「久しぶりだな、工藤新一。
 いや、今は江戸川コナンか。」

コナンの口を押さえつけ、
ジンが脅す。

「コナンくーん?
 コナンくん、どうかした?」

蘭がドアの外から近づいてくる。

ジンの傍にいたウォッカが
拳銃を準備し、蘭を待ち構える。

蘭に危険を伝えようと、
もがくコナンだがジンの手が口元から
離れない。

そして、

「コナンくん?」

事務所のドアが開かれ、
蘭が顔をのぞかせた・・・。

「らーーーーーん!!!!」

コナンは布団から飛び起きた。

息が荒い。

隣には小五郎が
いびきをかいて寝ていた。

「・・・くそ、なんて夢だ。」

そう言いながら、
コナンは苦笑するのだった。

「広域連続殺人だそうだな。」

警察に呼ばれた小五郎は
高木と佐藤に聞いた。

話を聞けば、
2日前ある有料道路で起きた殺人事件の
現場に麻雀牌が残されていたという。

しかも、
麻雀牌が残されていた殺人事件は、
それ以外にも、

東京、神奈川、長野、静岡で
計5件発生していた。

今回小五郎が呼ばれたのは、
その捜査会議だった。

特別にコナンと蘭も同行している。

会議に出席することができないコナンは
さりげなく小五郎のポケットに
小型盗聴器を忍ばせた。

会議室の中には
大勢の刑事がいた。

静岡県警の横溝参悟、
神奈川県警の横溝重悟、
埼玉県警の荻野彩実、
長野県警の大和敢助、
群馬県警の山村ミサオ、
そして、
警視庁警視の松本清長。

各県警の警察総動員で、
6件の殺人事件に対応する構えだった。

そして捜査会議が始まる。

白鳥刑事が状況の説明を開始した。

最初の5件の被害者は、
全員スタンガンで気絶させられた後、
別の場所に移動しナイフで殺された。

6件すべての事件で
麻雀牌が残されており、
裏にアルファベットと黒の縦線が
書かれていた。

6件の事件すべて、
被害者の持ち物がそれぞれ1つずつ
犯人に持ち去られていた。

第6の被害者が残した
ダイイングメッセージ、
「タナバタ、キョウ」。

多すぎるほどの隠されたメッセージが、
逆に捜査を混乱させた。

「ああ、漏れる漏れる!」

捜査会議が終わり、
すぐさま会議室を飛び出した
山村警部はトイレに駆け込んだ。

会議解散後の
ちょっとした和やかな空気に
場が包まれる中、

「あの、あの子がさっき話してた
 江戸川コナン君?」

荻野が横溝兄に話しかけた。

横溝も近くにいた佐藤も
コナンをほめちぎる。

コナンが自分のことを
話されているのに気が付き、
荻野らに目線を向けたその時、

「か~ら~す~、なぜなくの~。」

聞こえてきた歌に
コナンは注意を向けざるを
えなかった。

その歌の音色は、

黒の組織のボスのメールアドレスを
携帯で打つときの
プッシュ音だったのだ。

聞けば、山村警部はトイレの中で
「ピッ、ポッ、パッ」という
その音色を聞いたのだという。

間違いなかった。

コナンは全速力で外に出た。

そこで見たものは・・・、

ポルシェ356A、
ジンの車だった。

車はすぐに走り去ってしまったが、
間違いなく変装した組織の人間が
捜査会議に参加していた。

何らかの形で、
黒の組織がこの事件に
関与している・・・。

数日後、

警察は1人の被疑者の特定に
至っていた。

更に、

その人物がその日、
米花町のある商業施設の中に
現れるという情報も得ており、

警察はその建物内で
張り込みをしていた。

山村警部のドジで
取り逃がしそうになるも、

たまたま居合わせた
コナンの機転で被疑者は逮捕された。

それと同じタイミングで、

その商業施設の地下駐車場、
一人の女性が車の鍵を開けた。

「いいのか?
 このまま行っちまって。
 あの男に用があるんじゃないのか?

 ベルモット。」

その女性・・・、

ベルモットの背後から
コナンが話しかけた。

ベルモットは
あの男は犯人ではないと断言し、
コナンもそれに同調。

コナンは更に、
黒の組織がこの事件に
どう関わっているのかを訪ねた。

すると、

ベルモットが語りだした。

殺された6人の内の1人は、
一般人を装った組織の一員。

更にその人物は、
組織のNOCリストが入った
メモリーカードを持ち歩いており、

殺された際に犯人が、
そうとは知らず被害者の持ち物の
1つとして持ち去ってしまった
のだという。

だから、

組織はなんとしても
警察より先にそのメモリーカードを
回収する必要があったのだ。

そして、

コナンは気づいた。

ベルモットの他に、
もう1人いることに。

警察に化けている
組織の人間の存在に・・・。

「コードネームは
 アイリッシュ。」

その言葉を最後に、
ベルモットはその場を立ち去った・・・。

果たして、
連続殺人事件の犯人は誰なのか。

アイリッシュとは何者なのか。

警察の誰に化けているのか・・・。

黒の組織との直接対決に
コナンが挑む!

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「漆黒の追跡者」レビュー

ミステリー  :★★★★☆
アクション  :★★★★☆
サスペンス  :★★★★★
ラブストーリー:★☆☆☆☆

ミステリー

今作の事件は7件の殺人だ。

単純に考えれば
7件の殺人はコナン映画の中でも
かなり残忍な事件である。

しかし、
実際に死の描写があった事件は
2件のみ。

残る5件はすでに
死んでいるところからの
物語のスタートだった。

またこれらの殺人は

・気絶させて刺殺した、

・車のブレーキを壊しておいた、

という形で行われたため、
”トリック”の要素がない。

更にミステリーものでよくある、

「犯人はこの中にいます!」

という展開ではないため、
アリバイ崩しのための推理
というものもない。

そんなトリックやアリバイといった
ミステリーの定石から外れたところに、

今作のミステリー要素は存在する。

そのミステリー要素とは
大きく分けて2つ。

1つ目が、
各事件において犯人が残した
メッセージの謎を推理すること。

今作では、やけに犯人が
犯行現場にメッセージを
残している。

麻雀牌の謎、
事件現場の謎、
持ち去った被害者の持ち物の謎
などがそれだ。

更に、
6人目の被害者が残した
ダイイングメッセージも
1つの謎である。

”これらのメッセージの謎を解く”
というのが今作での謎解きの根幹だ。

2つ目が、
警察に変装した黒の組織の人間を
探し当てることである。

その人物の名は

アイリッシュ。

原作には登場しない
映画オリジナルのキャラクターだ。

今作では
かなり大勢の警察が登場する。

原作でもおなじみの
各県警の刑事が勢揃いなので、
ファンにはたまらないだろう。

しかし、
これだけ大勢の警察を登場させたのは、

ひとえにアイリッシュが誰に
化けているのか、
カモフラージュするためである。

みんなそれぞれ
アニメとは個性が弱冠
違っているようだ。

それを見極め、
是非アイリッシュが誰に
化けているのか
あばいていただきたい。

アクション

観終わってふと思い返したときに、

「そういえば、
 今回爆弾ゼロだったな。」

と気が付いた。

「爆弾がないコナンでアクション?
 ダメっすわそりゃwww」

と思うだろ?

ところがだ。

今作では、
物語終盤にかなり派手な
アクションが展開される。

しかもこれが、
かなりクオリティが高い。

特に見ごたえがあるのは、、
蘭VSアイリッシュの物理的な戦いだ。

素手VS素手の攻防戦。

普通に格闘アニメである。

それにしても、

蘭がめちゃくちゃ強い。

・・・のは周知の事実だと思うが、

その蘭と戦う
アイリッシュが恐ろしく強い。

蘭と言えば、

コナンの世界では
物理的な戦いにおいては
右に出るものがいない人物だ。

(京極真という規格外は
 除いていただこう。)

そんな蘭と対等に、

いや、

それ以上の強さをもって
やり合える人物が今作には
登場するというわけだ。

ちなみにアイリッシュは
警察に化けていたわけだが、

行動を共にしていた6人の警察は
”不意を突かれたからとはいえ”
あっという間にこの人物に完敗。

各県警の警察官が揃っているくせに
実に不甲斐ない結果である。

・・・いや、違う。

これはしょうがない結果だ。
アイリッシュが強すぎるのだ。

そんなアイリッシュと蘭との闘い。

ワクワクしてこないだろうか?

またこのシーン以外にも、

コナンがめちゃくちゃに
銃で撃たれる中逃げまくるシーン
や、

そのピンチからの脱出の方法も
なかなかぶっ飛んでいて、
こちらのテンションをあげてくれる。

以上より、

本作は
アクション好きならば是非観て
いただきたいコナン作品と
言えるだろう。

サスペンス

アクション要素の
クオリティが高い本作は、

やっぱりサスペンス要素も
申し分のないクオリティの高さである。

というのも、
とにかくコナンがピンチに陥るのだ。

なんてったって、

物語序盤からコナンの前に
ジンが現れて
視聴者をビビらせてくれる。

ちなみにここで言う”ビビる”とは、
ホラー映画とかでありがちな
心臓に悪い”ビビる”である。

コナオも一瞬”ビクッ”と
なってしまった。

寿命が縮む思いというのだろうか。

ちなみに2回目見たときも
わかっているのに
”ビクッ”となった。

誰かこれの回避方法を
教えてくれ。

また、

コナンとアイリッシュとの
対峙のシーンは
かなりハラハラさせてくれる。

いつもは奇策で
ピンチの場を打開するコナンだが、

今回は出す技出す技すべて
相手に見切られているのだ。

逆に銃で追い詰められる始末。。

おそらく、
コナン映画史上最もコナンが
銃で狙われた作品と言えるだろう。

ラブストーリー

見事に何もありませんでした。

「黒の組織が出てくるから、
 まさか蘭を人質に??」

っていう展開を予想したが、
そんなことしたらコナンも最終回だ。

蘭が新一にメールを送る理由
なかなかにエスパーなのだが、
そんなとこぐらいだろう。

総評

序盤から中盤にかけてミステリー。

終盤はがっつり
アクションとサスペンス。

というように、

しっかり見所が分けられている本作。

そのバランスはかなり良い。

登場人物も豪華だ。

勢揃いする警察や
黒の組織の面々に、

個性あふれる
オリジナルキャラクター、
”アイリッシュ”。

そしてDAIGO、

・・・じゃなかった、
容疑者・水谷浩介。

更にそれだけでなく、
服部や、
ほんの一瞬だが和葉も登場する。

しかもなんと珍しい、
二人とも学校内での姿で制服だ。

地味におじゃる警部も
登場している。

まさにオールスター勢揃いだ。

第10作ェ…

更に舞台となった
東京タワーでの攻防戦が
熱いのなんのってもう!

いや、この攻防戦を
ツッコミポイントにあげる
ファンもかなり多いのだが、
俺は賞賛したい。

そんなこんなで、
いろんな”観たい”要素を
詰め込んだ今作。

唯一ないのは
恋愛要素くらいだろうか。

全体的にも不満点がない良作だ。

最後のまとめ

いかがだっただろうか。

今回はコナン映画第13作目

「漆黒の追跡者」

について紹介してきた。

いまいちパッとしなかった
ここ数年のコナン映画から
打って変わって、

かなり良作の部類になる
コナン映画が出来上がった。

そんな印象の作品である。

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