どうも、コナン大好きコナオです。
今回は、1999年公開の
劇場版名探偵コナン第3作目、
世紀末の魔術師
(せいきまつのまじゅつし)
について見ていこう。
コナンの中でも超人気キャラクター
怪盗キッドが映画初出演となる作品。
とにかくかっこいい。
とにかくかっこいいのだ。
そんな今作をネタバレなしで
良さを伝えていきたい。
「コナンの映画観ようと思うけど
どれがいいかなぁ。」
なんて悩んでいる人の参考になれば
嬉しい限りだ。
それでは行ってみよう!
「世紀末の魔術師」のあらすじは?
鈴木財閥で発見された
ロシア最後の王朝、ロマノフ王朝の遺産
”インペリアル・イースター・エッグ”。
数億円の価値があり、
別名「メモリーズ・エッグ」とも
呼ばれるその遺産を、
「いただきに参上する。」
予告状が届いた。
怪盗キッドだ。
警察は予告状の暗号を解き、
エッグを死守するため動いていた。
そんな中、
鈴木会長の希望で小五郎も
エッグ死守に協力することに。
コナンと蘭も引き連れて、
小五郎はエッグが展示されている
大阪の鈴木近代美術館に移動した。
そこには平次と和葉も来ていた。
それだけではない。
ロシア大使館の書記官、
セルゲイ・オフチンニコフ。
美術商、乾将一。
ロマノフ王朝研究家、浦思青蘭。
映像作家・寒川竜。
エッグを譲り受けようと商談に来た
人物が一同に会していた。
商談の話は後日ということになり、
コナン一行はエッグを見ることに。
外見はともかく、
エッグの中身やその仕掛けには
驚くばかりの一行。
そこにやってきたのは、
キッドを捕らえるべくやってきた
中森警部だった。
その夜、
エッグをかけた
コナンらVSキッドの対決の火蓋が
切って落とされた。
・・・しかしそれは、
その後に起こる事件と
エッグに秘められた謎に迫る
序章に過ぎなかった・・・。
一方、
あるきっかけで蘭はコナンを
疑い始めた。
「コナンは新一なんじゃないか。」
と。
卓越した推理力を披露するコナンは
そう疑いながらだと、
見れば見るほど新一だ。
果たして、
メモリーズエッグの秘密とは。
怪盗キッドのもくろみとは。
コナンの正体はバレてしまうのか。
「世紀末の魔術師」レビュー
ミステリー :★★★★★
アクション :★☆☆☆☆
サスペンス :★★★☆☆
ラブストーリー:★★★☆☆
ミステリー
本作におけるミステリーってのは
殺人事件のトリックじゃない。
怪盗キッドや
メモリーズエッグに関わる謎こそ
本作のミステリーの神髄だ。
だから原作やアニメのような、
トリック!
アリバイ!
みたいなのを目的にこの作品を見ると
肩透かし食らうから注意せよ。
まあ、殺人事件は
しっかり起こるんだけどね。
”トリックはない”ということだ。
「なにそれ、
つまらなそう・・・。」
と思うなかれ、
本作でのミステリーは
すごくクオリティが高い。
まずは怪盗キッドだ。
怪盗キッドは盗みを行う際に
前もって必ず”予告状”を届ける。
なんてバカ正直。
その予告状は
暗号になっているのだが、
なかなかクオリティが高く、
簡単には解けない。
この暗号こそ、
本作のミステリーである。
それに、
そもそも怪盗キッド自身がこの上ない
ミステリアスな雰囲気をまとっている。
今作のそれは、コナン映画史上最高
といって間違いないだろう。
今ではお茶目路線を突っ走る
怪盗キッドも、この頃はマジで
かっこよかったのだ!!
(本来のキッド、
いわゆる「まじっく快斗」での
キッドはコミカルキャラらしい。)
夜の大阪で大停電を起こし、
お馴染のハンググライダーで
滑空する姿はマジかっこいい。
そしてなんといっても
物語ラストで明かされる○○の正体。
初見の人は間違いなく、
「な、なんだってーー!!」
と驚き、
もう一度見返したくなること
間違いなしだろう。
そして、
本作のミステリーの主軸は、
何と言っても”メモリーズエッグ”だ。
このエッグがまた
とんでもない謎と仕掛けを
もっていて、
序盤、中盤、終盤でそれぞれ
エッグの仕掛けが解明されていく。
そのたびに流れるBGMがまた神秘的で
ロマンとかファンタジー要素を強く
感じさせてくれる。
見てる方も、
序盤「おお」
中盤「おお!」
終盤「すげー!!」
と感動すること間違いなしだ!
アクション
特段すごいアクションはないかな
という感じ。
コナンが人並み外れた
スケボーテクを披露する
コナン劇場も今回はなし。
だから近年のコナンのような
「アクション映画かよっ!!」
みたいなのを期待するなら
本作じゃない方がいいね。
サスペンス
ピンチになるシーンはあるんだけど、
そこまで絶望的な展開はない。
犯人と対峙するコナンのシーンも
”殺されそうだというのに”、
なにか
「まあ、大丈夫やろ。」
と謎の安心感がある。
なお次の瞬間、
「そんなんありかいwww」
とツッコミを入れたくなる展開が
待ち受けているので要注目だ。
あと、コナンの正体がバレそう、
という面でサスペンスっちゃあ
サスペンスではある。
ラブストーリー
前二作ほどの
胸キュンラブな展開はない。
いや、
メモリーズエッグの神秘性には
胸キュンだけども・・・。
とにかく、
蘭と新一の関係に迫るような
場面はなく、
前二作のような展開を
期待していたら、
肩透かしを食らうことになる。
・・・と、思いきや!
エンディングで
探偵事務所に帰ってきたコナンと蘭。
対峙した二人の間に起こる展開は、
コナン史上最高のエピソード
と言っていいだろう。
コナン「蘭、実は俺・・・。。」
視聴者「ちょ!待っ!」
この続きは是非ご覧いただきたい。
コナン映画屈指の名シーンである。
コナオ的に。
総評
怪盗キッドの存在だけで、
3度見はできるのが本作。
アクション、
サスペンス、
ラブストーリーと、
評価はどれもいまいちに
してしまったが、
圧倒的なミステリーの
おもしろさがある。
更に、
評価にはないけどコナン映画史上
最もファンタジー色が強いのが
この作品。
メモリーズエッグの神秘性、
怪盗キッドのミステリアス性、
ロマノフ王朝のロマン性
どれをとっても超一流!
だからファンタジーに
ロマチックな雰囲気を味わいたいなら
間違いなく本作がおススメだ。
それにしても、
今作の犯人もまた印象的だった。
いや、犯人だけじゃなくて
登場人物みんなキャラが
たってたよなぁ。
また、物語の舞台が次々に変わり、
それぞれの場所で息をのむ見所が
用意されている。
初めに大阪に行ったときは
平次と和葉も登場するし、
登場キャラクターが何気に多いのも
ポイントだ。
最後のまとめ
いかがだっただろうか。
今回はコナン映画第3作目
「世紀末の魔術師」
について紹介してきた。
幼いころから何回も見直していて
そのたびに感動を与えてもらえる。
個人的にはかなりのおススメ作品だ。
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